Scriptorium(スクリプトリアム)の中では以下の関数(メソッド)やプロパティが利用可能です。
turtle.color(c)
線の色を変える。 c
は
black
, white
, red
,
green
, blue
のいずれか。
あるいは CSS で定められた色を表す文字列。
例えば turtle.color('#FFA500')
は線の色をオレンジに変える。
turtle.down()
ペンを下げて線を描き始める
turtle.forward(len)
亀を前に進める。移動距離は len
。
turtle.image(c)
亀の絵を変える。
c
は引用符 '
で囲んだ一文字。
例えば turtle.image('🐱')
を呼び出すと亀の絵が 🐱 に変わる。
ここで 🐱 は絵文字。
turtle.left(r)
亀の向きを左へ回転させる。回転角度は r
。
turtle.move(x, y)
亀の位置を移動。座標 (x
, y
) へ移動する。
turtle.right(r)
亀の向きを右へ回転させる。回転角度は r
度。
turtle.speed(s)
亀の速度を変える。s
は変更後の速度(初期値は 1)。
turtle.up()
ペンを上げて線を描き終える。
turtle.width(w)
線の太さを変える。w
は変更後の線の太さ(初期値は 1)。
Processing 言語風のプログラミングを可能にする関数(メソッド)群です。 次のような関数を宣言して使うのが基本です。
draw()
描画する。
mouseClicked()
画面をクリックしたときの処理を実行する。
keyPressed()
キーが押されたときの処理を実行する。
pro.start()
描画を開始する。
基本となるプログラムの形は例えば次のようなものです。
このプログラムはfunction draw() { pro.background(white) pro.rect((pro.frameCount % 40) * 10, 50, 100, 50) } pro.start()
draw
関数を宣言して pro.start
を呼び出します。
実行すると長方形が画面を左から右へ動く動画が表示されます。
pro.stop()
描画を終了する。
pro.frameRate(r)
毎秒のフレーム数を r
に変える。
pro.background(c)
背景を c
の色で塗りつぶす。
c
の値は turtle.color
の引数と同様。
pro.line(x1, y1, x2, y2)
座標 (x1
, y1
) - (x2
,
y2
) の間に線を引く。
pro.rect(x, y, w, h)
座標 (x
, y
) を左上すみとして幅
w
、高さ h
の長方形を描く。
pro.circle(x, y, r)
座標 (x
, y
) を中心に半径 r
の円を描く。
pro.text(t, x, y)
文字列 t
を座標 (x
, y
) に描く。
pro.stroke(c)
線の色を c
に変える。
pro.noStroke()
線の色を透明(無色)に変える。
pro.fill(c)
塗りつぶし色を c
に変える。
pro.noFill()
塗りつぶし色を透明(無色)に変える。
pro.textFont(f)
フォントを f
に変える。例えば
と呼び出すと、48 ピクセルの大きさの sans-serif 体にフォントが変わる。pro.textFont('48px sans-serif')
pro.color(r, g, b)
引数に対応する色を戻り値として返す。
pro.beep(f)
f
Hz のビープ音を鳴らす。引数がない場合は 440 Hz で鳴らす。
f
が大きい値になるとより高い音になる。
pro.frameCount
今、何回目の draw
の呼び出しかを表す数。
pro.width
絵が描かれるペイン(四角い枠の区画)の幅。
pro.height
絵が描かれるペイン(四角い枠の区画)の高さ。
pro.mouseX
画面上のポインタの x
座標
pro.mouseY
画面上のポインタの y
座標。
pro.key
最後に押されたキーの種類を表す文字列。
console.log(m)
m
の値をページ上に表示する。
引数が複数ある場合は複数の値を表示する。
(本来の console.log
と異なりコンソールには出力しない。)